抜け毛で悩んでいる方は昔からたくさんいるため、いろいろな抜け毛対策情報が出回っています。正しい情報ももちろんたくさんあるのですが、間違った情報も混じっています。
○髪はあまり洗わないほうがいい?
シャンプーは刺激物だし、頭皮の脂を落としてしまうから、あまり洗わない方がいいと思っている方もいます。ですが、それは間違いです。皮脂を取り過ぎてしまうのも確かによくありませんが、洗わないでいる方が、毛穴に皮脂が詰まって抜け毛を増やしてしまいます。シャンプーも頭皮に残るのがいけないので、しっかりとすすいでしまえばいいです。
○育毛剤はつければつけるだけいい?
たくさんつけても効果は変わりません。どころか毛穴が詰まる原因になったり、育毛剤の刺激から抜け毛を増やしてしまったりということもありえます。説明をよく読んで、適量を守りましょう。
○頭を叩くと髪の毛が生える?
頭を叩くことで血行がよくなり、髪の毛が生えやすくなる・抜けにくくなるということは昔から言われています。しかし、頭を叩く刺激で頭皮を傷つけてしまったり、頭皮が硬くなって血行が悪くなったりすることもあります。そうなると、抜け毛が増えて逆効果です。
抜け毛の原因のひとつに、ホルモンバランスの崩れがあります。
抜け毛は男性ホルモンの「テストステロン」が多く分泌されると増えるといわれています。男性ホルモンなら、女性の抜け毛の場合は関係ない…ということはありません。女性でも微量の男性ホルモンは分泌されており、40歳を過ぎるとその分泌量も多くなります。そのため、抜け毛や薄毛に悩む女性が出てくるのです。
しかし、若い女性の中にも抜け毛に悩む方はいらっしゃいます。そういった方は、ストレスや過度のダイエットなどのために、ホルモンバランスが崩れてきている可能性があります。ホルモンバランスが崩れた原因がはっきりしている場合は、それを改善すれば抜け毛も改善されますが、男性で遺伝などで「テストステロン」が多い場合には、抜け毛の改善も難しくなります。そういった方は、男性ホルモンを抑制するタイプの育毛剤を使うなどすると抜け毛防止に効果的です。
髪を洗う前には、ブラッシングをし、髪の汚れを浮き出させたり、髪のもつれを取っておきます。
次に髪を濡らしますが、「抜け毛予防=血行をよくする=熱いお湯で洗う」というのは間違いです。頭皮の血行をよくすることは確かに抜け毛予防になりますが、熱いお湯をかけるのは頭皮を傷めてしまい、逆効果です。40℃くらいまでのぬるめのお湯で、地肌まで濡らしましょう。
シャンプーをつけるときには原液を直接つけないで! 手の上で泡立ててから、髪の毛でなく頭皮につけます。爪を立てて洗うのは気持ちいいですが、頭皮に傷をつけてしまいます。指の腹で、マッサージするように優しく洗ってください。
すすぎはシャンプーが完全に洗い流されるまで、しっかりと行なってください。シャンプーが残ってしまうと抜け毛の原因になります。泡立たなくなった=シャンプーが流れたではありませんので注意して!
リンスやコンディショナーはシャンプーと反対に、頭皮でなく髪の毛につけます。これもある程度しっかりと洗い流してください。
最後にタオルで水分を取り除きます。生乾きは髪にも頭皮にもよくありません。ドライヤーも使って乾かしてしまってくださいね。
抜け毛を予防・防止するためには、自分の頭皮にあったシャンプーを選ぶといいでしょう。顔の皮膚と同じように、頭皮にも乾燥肌とオイリー肌、中間タイプがあります。乾燥肌の方が洗浄力の強いシャンプーを使うのはよくありません。反対にオイリー肌の人が刺激が弱くて頭皮にいいのではと、洗浄力の弱いシャンプーを使っては十分に汚れが落ちないこともあります。
頭皮のタイプは、1日頭を洗わずにいると、どのような状態になるかで判断できます。触ってみてべたべたしていたら、オイリー肌です。また、刺激に弱い「敏感肌」でオイリー肌の頭皮の場合もありますが、どちらかというと敏感肌の方は乾燥肌タイプに多いです。
乾燥肌の方、敏感肌の方は、シャンプーを原液でなく、薄めて使うというのでもいいですが、やはり刺激の少ないシャンプーを使うのがお勧めです。天然素材、無添加のシャンプーや、アミノ酸系のシャンプーも刺激が弱いとされています。
抜け毛がどうしても気になるという方は、育毛シャンプーや薬用シャンプーを使うという手もあります。通常のシャンプー成分に育毛成分や毛根に刺激を与える成分が含まれているなどするシャンプーです。
髪の毛にいいとされる食べ物を食べることでも、抜け毛は予防できます。髪の成分はたんぱく質なので、上質なたんぱく質を摂るのもよいですが、血行を良くするとされるビタミンEを多く含む食品を摂るのも抜け毛には効果があります。
※ビタミンEをたくさん含む食品:大豆、アーモンド、植物油など。
また、レシチンが不足すると、抜け毛が増えるともされています。レシチンは細胞に栄養を吸収させ、要らなくなった老廃物を排出させる働きの栄養素です。
※レシチンをたくさん含む食品:卵黄、大豆、とうもろこしなど。
酸性食品かアルカリ性食品かでいえば、アルカリ性食品の方が髪には優しいです。反対に酸性食品を多く摂ると、皮脂がたくさん出て毛穴を詰まらせてしまうので、抜け毛の原因になりかねません。
※アルカリ性食品(含まれるミネラルがアルカリ性の食品のこと):野菜、果物、海草、きのこ類など。
髪にいい食べ物は他にもいろいろあります。どれもこれも食べようと意識すると大変なことですが、偏った食生活をしなければ、毎日の食事で十分摂ることができるはずです。